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エンターテイメント
みなさん、織田信成さんのマツケンサンバの映像をご覧になられましたか。
YouTubeでは「生粋のエンターテイナーだ!」と大絶賛の嵐✨
私も同じ感想を抱きましたし
楽しそうに魅せる織田さん、本当に魅力的ですよね!!
さて、織田さんを通して思い出したことがあるのですが
私が中学生の頃の話。
冬になると、吹奏楽界隈ではアンサンブルコンテストという大会が行われます。
校内選考→地方大会→県大会→北陸大会→全国大会というプロセスを経るのですが
北陸大会になるとレベルがグンと上がります。
その北陸大会にて、毎年名物になる某中学校がありまして
その学校は毎年トロンボーン4重奏が進出してきます。
演奏曲は絶対にフィルモアの「トロンボーンファミリー」という曲を選定。
この選曲自体は定番中の定番なのですが
この学校特有の凄み、目玉というのがありまして
それは、当時日本に3台しかなかったベルが2つのトロンボーンを所持していたということでした。
※私のおぼろげな記憶なので日本で3台の部分が間違っていたらすみません🙇♂️
手元のスイッチングで使うベルを切り替えられるという面白いトロンボーンで、ベルのうちの一つは普通の演奏時に、もうひとつには予めミュートを装着しておけるため
演奏中のミュート着脱の時間を省けるという優れもの🎶
トロンボーンファミリーを吹くにあたり、ミュート無しで演奏されることが多いのですが
この学校はベル2つトロンボーンの強みを活かし、ミュートの有無で音の違いの面白さも押し出しているのです。
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さて、この学校は北陸大会常連校ですから、観客の皆もトロンボーンファミリーを聞くのは楽しみで、ひとつ風物詩になっていました。
緊張感が漂うコンクールという空気をぶち壊し、コンサートのような雰囲気に変えてくれるトロンボーンファミリーは、毎度拍手喝采!👏
ですが、やはりコンクールということで、金賞を逃し
銀賞という成績に終わってしまう年もあるのです。
幼かった私は父親に
「なんであの演奏で銀なんだろう?聞いていて楽しかったし、お客さんも皆喜んでいたのに」と言いましたら
父は「エンターテイメントと、上手い下手ってのは 別なんだよ」と教えてくれました。
へえ、と返事しながらも、よく理解していなかった中学生イロハ。
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織田さんのスケート、今回は衣装の袖が捲れてしまったのか、ストップしてしまう瞬間がありました。
コンクール的に見れば減点でしょう。
ですが、国民に愛されている曲を笑顔で踊りきり
織田さんあるあるのフィニッシュ後の涙は
ひとつのエンターテイメントですね☺️❤️
織田さんと、当時のトロンボーンファミリーとが重なった瞬間なのでした。
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