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ペルソナに飲まれる
「俺と会うと緊張したりする?」と、神妙なトーンで話を振ってきた仲良しHさん。
初めて担当させていただいた日から もう3年ほど経つので、今はもう緊張せず自然体でいられる旨をつたえる私。
どうしたのかと聞くと
「自分が素のままでいられる所って、どこだろうとか、本当の自分とは?と考える機会があった」
「そこから、私がHさんに対してどう感じているか?と思った」とのこと。
出会った頃は緊張したし、何となく礼儀を重んじる方なのかなと思ったことと
お会いする回数を重ねるごとに、Hさんへのイメージに変化がついたこと
ただ、初めて出会った頃から一貫してお優しい人柄と話し方だなと感じていることを伝えた。
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Hさんの社会的立場やプライベートなお話を伺っていると
男性にかせられているプレッシャーというものが、ありありと想像できるような気がする。
ただお話を聞いているだけでもそう思うのだから、肌で感じているHさんをはじめとする男性の気持ちとしては、落ち着き場もかなり少ないのかもしれないなと。
「やはりペルソナに飲まれて疲れて、そして自分というものがわからなくなるのかもね」
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そこから、承認欲求のお話になり
落ち着ける場所は
どこでも良いわけでもないし
認められたい気持ちだって
誰でも良いわけではないよね
みたいな会話もした。
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「イロさんとおるときの自分が、自然だなと思える」という話の落ち着きどころになり
Hさんの心を心配しつつも、私はニンマリ。
ご存知だと思うけれど、同じく、私もHさんの前では自然体。
ダメなところも含めて、抱きしめる。
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