ずっと綺麗で若々しくいたいというのは、人類共通の願いだと思います。
かくいう私も、さすがに年齢には抗えないなと感じることが増え
老いているという事実を受容れることが難しいのは、よく理解しているつもりです。
過去にこんなことがありました。
あるとき、とある女性(私より6歳年上)のことが無理になりました。
理由は朝イチの挨拶の後に始まる怒涛の「誰かの悪口」を聞かされるからでした。
最初は真剣に聞いていたのですが、毎日毎日よくもそんなにイライラできるよねえと思うレベルで出るわ出るわ誰かの悪口。
極め付けは、病院の問診の職業欄にお怒りでした。
...意味わからないですよね?
「なんで職業なんて書かないといけないのよ!!!!ムキー!」って、下品なデカい声でお怒りだったんですよ。
いやいや、ドクターは生活習慣から可能性のある原因を潰していくのが仕事だろうに...と思いましたが、そんなこと言おうもんならまた喧しくなるので黙って聞いていました。
ひとしきり喋って満足して去った彼女、疲弊する私。
「ねえ、あの人なんで毎日あんなデカい声で訳分からんことで怒ってんの?」と尋ねてくる同僚....。
この次の日だったかな、私は彼女に
「あんた更年期障害なんじゃねえの」という旨の話を、言葉を選んで伝えました。
まあ、案の定ご気分を悪くされてましたし
この後は、絶縁の運びとなりました。
*
この人だけではないのですが、明らかに普通ではない、更年期障害のような様子なのに
「私はそんな年じゃない!」と怒る女性をたくさん見てきました。
若年性でもあるよと前置きしていてもこれです、聴力と理解力もアウェーになるんですね。
いや、そうやって怒るところが既にそれなんやて...と思います。
老いを受け容れたくない気持ち、そんな風に見られていたのかというショックなどが入り混じり、複雑な気持ちになるのでしょう。
ただ、周りから更年期を指摘されたらば、素直に治療に取り組んでいただきたい。
だって普通じゃないんですから。
たまーにこうやって毒を吐きたくなる、そんな夜です。