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13番
こないだセカストに物を売りに行った際、買取番号14番の札をもらいました。
査定待ちの間、店内をぶらぶら....。
「買取番号12番の方〜」という店内アナウンス。
もうすぐだなあ、どれくらいの時間かかるかなあと思いながら古着を物色。
またアナウンス「買取番号13番の方〜」。
もう間近、早く呼ばれないかなあと思いながら家電コーナーへ。
またアナウンス「買取番号
ついに私の番がきたか!と思っていたら
「13番の方〜」
おや、13番さんさっき呼ばれていたのに、聞こえていなかったか。
またぶらぶら、いよいよ見るコーナーは家具しかなくなった。
またアナウンス「買取番号13の方〜」
....13番の人、お店にいないのか?
いやでも査定のお願いの際に、店内にいるか店外へ行くかの確認をとられたしなあ....。
いよいよ見る物がなくなり、家具コーナーの椅子で休みたい気分に...,
「買取番号13番の方〜」
おいや13番、良い加減にしろ💢
こちとら待っとるげんわいや!はよせえ!
少しイラッとしてして、いかんいかんと思い直す。
その時目の前には従業員用バックヤードの入り口と思しき、カーテンで隠されたゾーン。
「....13番、もしやこのカーテンの向こうへ行ってしまい、パラレルワールドから帰ってこられないのでは...」
そんな妄想を始める。
パラレルワールドへ行ったらば、13番はそこの世界線ではきちんと査定の説明を受けて、無事にお金を受け取っているのだろうか?
はたまた、それこそ
量子力学の話の実験台
「シュレディンガーの13番」になっているのかもしれない。
....
「買取番号14番の方〜」
自分の妄想力のお陰で切り抜けられた時間なのでした😂
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