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抽象はダメ
小学6年生の卒業式のこと。
母校では、卒業証書授与の後
生徒一人一人が壇上で
「中学生になったら頑張りたいことを大声で宣言する」というのが恒例でした。
もちろんこれは、事前に本人が宣言したいことを考えて、担任により審査されまして
審査が通り次第、卒業式の練習が開始されるのでした。
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さて、皆が宣言内容を考えないといけないフェーズにて
先生が「こういうのを考えるときは、抽象的なことはNG!具体的なことを言おう!」
と言っていました。
なのでクラスメイトらは「勉強を頑張りたい」「○○部に入って頑張りたい」などを宣言の内容にしていました。
私も「友達100人つくります」という内容にしました。
そんななか
とある同級生が「より確かな自分を見つけていきたい」という宣言をしていました。
アイツ抽象的なこと言ってる気がするな〜と思いましたが、先生がOK出したんだよなあ....と考え直して、モヤモヤ。
本当にくだらない、取るに足らんモヤモヤだと思います。
ですが、今にして思えば
具体的と抽象的の境界線や
自分のなかの常識を疑う第一歩だったようにも思います。
ずっと誰かに言いたかったけど、くだらなさすぎて話せなかったことを書いてみました。
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